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是正処置報告の様式(Excel・8D のシートつき)

客先へ出す是正処置報告の Excel の様式です。不具合の事実から効果確認までを順に書く国内の形と、D1〜D8 の段で書く 8D の形を1冊に入れ、無料で配っています。客先の指定の様式があれば、そちらに従ってください。

様式をダウンロード(Excel)

形式:Excel(.xlsx)・約22KB・シート4枚・マクロなし。どのシートも A4 縦で印刷でき、「使い方」のほかは2ページに収まります。

様式の中身

シート中身
是正処置報告国内の形の空の様式。頭に宛先・件名・品番/品名・報告日・報告者・第何報と、作成・確認・承認の枠があります。
8DD1〜D8 の段で書く空の様式。各段の下に、国内の形のどの欄に当たるかを添えています。
記入例寸法の外れた部品が客先で見つかった場合の例。数字は説明のための例で、◯ の所に案件の事実を入れます。
使い方シートの使い分けと、書き方のガイドへのリンク。

国内の形の6つの欄

欄書くこと
1. 不具合の事実品番、ロット、数量、見つかった場所と日付、現品の状態
2. 暫定処置在庫・仕掛品・客先の在庫ごとの処置(選別、出荷の停止、置き換えなど)と、その結果・完了日
3. 原因発生原因と流出原因を分け、原因ごとに現物や記録で確かめた根拠。考えられる要因を「確認できない」「可能性あり」「確認済み」に分けて並べる表つき
4. 恒久対策どの原因に当てた対策か、対策の中身、実施日、担当。人の注意に頼らない手を書く行
5. 水平展開同じ原因が起こりうる品番・ライン・工程と、そこへ入れる対策。入れない場合はその理由
6. 効果確認いつ・何で・誰が・基準・報告の5項目と、確かめた結果

最後に「提出前の見直し」として、原因の欄が発生原因と流出原因に分かれているか、対策に教育以外の手が入っているか、効果確認に期間と担当が書かれているか、の3点を □ で確かめる欄があります。

シート「是正処置報告」の1ページ目。上に作成・確認・承認の枠と宛先・件名などの欄、その下に 1. 不具合の事実、2. 暫定処置、3. 原因の欄と要因を分ける表が並ぶ
シート「是正処置報告」の1ページ目(印刷したときの見た目)。2ページ目に恒久対策・水平展開・効果確認が続きます。

8D の段

段国内の形で当たる欄(この様式での対応づけ)
D1 チーム
Team
当たる欄はありません(頭の報告者と、作成・確認・承認の枠が近い)
D2 問題の記述
Problem description
1. 不具合の事実
D3 即時の処置
Immediate measure(s)
2. 暫定処置
D4 不具合の原因
Failure cause(s)
3. 原因(発生原因と流出原因、根拠)
D5 計画した是正処置
Planned corrective measure(s)
4. 恒久対策(対策の中身と、どの原因に当てたか)
D6 実施した是正処置
Implemented corrective measure(s)
4. 恒久対策の実施日と担当、6. 効果確認
D7 不具合の再発の防止
Prevent a repeat of the failure
5. 水平展開
D8 チームの成功を認める
Acknowledge the team's success
当たる欄はありません

使い方

  1. 客先の指定の様式と、提出の期限を確かめます。指定の様式があれば、そちらで出します。
  2. 指定が無ければ、シート「是正処置報告」に上から順に書きます。書き方に迷う欄は、シート「記入例」と見比べます。
  3. 客先から 8D で出すように求められたら、シート「8D」に書きます。各段の下に、国内の形のどの欄に当たるかを添えています。
  4. 出す前に、シートの最後にある「提出前の見直し」の3点を確かめます。仕入先から届いた報告を読むときも、同じ3点で受け取るか戻すかを決められます。

書き方の考え方

原因は、不具合を作った発生原因と、検査や出荷前の確認で止められず客先まで出た流出原因に分けて書きます。暫定処置(いまある物への処置)と恒久対策(再発を防ぐ手)も分け、恒久対策には教育のほかに、手順書の改訂や検査項目の追加のような人の注意に頼らない手を入れます。水平展開の欄は、同じ原因が起こりうるほかの品番・ライン・工程と、そこへ入れる対策、入れない場合はその理由です。効果確認は、いつ・何で・誰が・基準・報告の5項目がそろえば、客先が報告書だけで終わる時期と中身を追えます。差し戻されやすい所は、原因の掘り下げが浅い、対策が教育と注意喚起だけ、効果確認がないか曖昧、の3つで、直し方は「是正処置報告の書き方」に書いています。

8D で求められたとき

客先から 8D(Eight Disciplines)の形で出すように求められたら、シート「8D」を使います。段の名前は、ドイツ自動車工業会の品質管理センター(VDA QMC)が無料で公開している文書にある D1〜D8 を訳し、括弧に英語の名前を残しました。各段の下の「国内の形では」は、この様式を作るときに決めた対応づけで、VDA の文書にある対応ではありません。客先の 8D の様式があれば、段の名前と書く中身はそちらに合わせてください。

関連するガイド

この様式は、社内で書き換えて使ってかまいません。様式と書く中身は、客先の要求で確かめてください。