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検査成績書の共通様式(Excel)

客先ごとに違う検査成績書を、共通の本体1枚と客先ごとの別紙に寄せるための様式です。Excel のファイルを無料で配っています。客先が品質協定や購入仕様書で様式を指定しているときは、その客先には指定の様式で出してください。

様式をダウンロード

Excel(.xlsx)・23KB・シート4枚・マクロなし。印刷は、検査成績書と別紙がそれぞれ A4 縦1枚に収まる設定です。

様式の中身

検査成績書客先へ出す本体です。上に書類の番号と宛先、品番とロットの欄があります。その下に検査項目の表(10行)、総合判定と出荷を許可した人の欄、別紙の有無と備考が並びます。表の右の L〜S 列は印刷しない入力欄で、測った値を1個ずつ入れます。
記入例シャフトの外径・全長・穴径・硬さ・表面粗さ・外観の6項目を書き込んだ本体と、その別紙の例です。数字・日付・番号は説明のための例です。
客先別の
追加項目
半数に届かない客先だけが求める欄を書く別紙です。成績書の番号・宛先・品番・ロット番号と、測った値の明細は本体から数式で入ります。印刷しない列に、欄ごとの指定の出どころ(品質協定・購入仕様書・客先の依頼)を控えます。
使い方値の入れ方、値や項目が増えたときの列と行の足し方、別紙の作り方をまとめています。

「検査成績書」のシートの欄は、上から次の順に並べています。

  1. 書類の識別:成績書の番号、版、発行日、発行元
  2. 宛先:客先名、客先の注文番号(使わない客先には空欄で出す)
  3. 製品の識別:品番、品名、図番と版、ロット番号、数量、出荷日
  4. 検査項目の表:項目、規格値(下限・上限・単位)、測定器の管理番号、測った個数、測定値の最小・最大、判定
  5. 判定と出荷の許可:総合判定、検査日、検査した人、出荷を許可した人
  6. 別紙と備考:別紙の有無と枚数、備考
「検査成績書」のシートを印刷したときの見た目。上から、成績書の番号・版・発行日・発行元、宛先と客先の注文番号、品番・品名・図番と版・ロット番号・数量・出荷日の欄、10行の検査項目の表(規格値の下限・上限・単位、測定器の管理番号、測った個数、最小・最大、判定)、総合判定・検査日・検査した人・出荷を許可した人の欄、別紙と備考の欄が並ぶ
図|「検査成績書」のシートを A4 縦で印刷したときの見た目(何も書いていない状態)

使い方

  1. 客先が様式を指定しているかを、品質協定と購入仕様書で確かめます。指定があれば、その客先には指定の様式で出します。
  2. ファイルを開き、「検査成績書」のシートに書類の番号、宛先、品番とロットを書きます。迷ったら「記入例」のシートと見比べてください。
  3. 検査項目の表に、規格値の下限・上限・単位と測定器の管理番号を書きます。品番ごとに項目が決まっているなら、ここまで書いたファイルを品番ごとに保存しておきます。
  4. 測った値を、表の右の印刷しない列に1個ずつ入れます。測った個数・最小・最大・判定と総合判定は数式で出ます。外観など数値で測らない項目は、個数と判定を手で入れます。
  5. 検査した人と出荷を許可した人の名前を書きます。
  6. 客先が別紙の欄を求めるときは、「客先別の追加項目」のシートに書き、本体の「別紙」を「有」にして枚数を書きます。

書き方の考え方

欄は、半数以上の客先が使うものを本体に、半数に届かないものを客先ごとの別紙に置き、どの客先も使わないものは削ります。判定と出荷の許可にかかわる5つの欄(測定値、判定、使った測定器、検査した人、出荷を許可した人)は、使う客先の数によらず本体に置きます。この線と欄の棚卸し表の作り方は、検査成績書を共通様式1枚に寄せるときの残す欄・削る欄で説明しています。

本体の測定値は、測った個数と最小値・最大値の3つです。客先の受入で判定が割れたときは、この3つの値で突き合わせます。1個ずつの値と平均は、求める客先にだけ別紙の「測定値の明細」で出します。平均が規格の中にあっても、1個ずつの値が規格を外れていることがあります。そのため本体の判定に平均は使いません。

項目ごとの判定は、最小値と最大値を規格値の下限・上限と比べて数式で出します。規格値が同じ行に並ぶので、何を基準に「合」としたかが1枚で読めます。外観のように数値で測らない項目は、限度見本などの基準を規格値の欄に文字で書き、判定を手で入れます。

出荷を許可した人の欄は、客先が指定していなくても本体に置きます。ISO 9001:2015 の 8.6 は、リリースを許可した人をたどれる記録を残すよう求めています。

出典:ISO 9001:2015 の文書化した情報に関する要求事項についての手引(ISO/TC 176/SC 2。日本規格協会のサイトに掲載。2026年10月確認)

ガイドの記事が挙げる欄の並びに、品名・発行元・検査日の3つを足しました。品名は、品番の読み違いに人が気づくための欄です。発行元は、客先が問い合わせる先になります。検査日は、測定器が校正で外れていたと分かったときに、その測定器で測ったロットを管理番号と合わせて探すための日付です。規格値は数式で比べるので、下限・上限・単位の3つの欄に分けています。

客先の様式を残す客先にも、値はこの様式と同じ元データから写します。手で打ち直さなければ、2つの様式の測定値がそろいます。

関連するガイド

この様式は、社内で書き換えて使ってかまいません。欄の名前や並びは、職場の決まりに合わせて直してください。載せる欄は、客先ごとに品質協定と購入仕様書で確かめてください。