品質管理・品質保証– category –
現場の品質管理・品質保証で実際に試したこと
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品質管理・品質保証
初物確認で見落としていた一点を、次から拾えるようにした話
朝礼前の30分、ライン脇の初物確認台で製品を手に取るのが自分の日課だった。ノギスで寸法を3か所測り、ルーペで外観を四隅まで見る。判定欄に○を書き、初物確認表を検査日報のファイルへ戻す。その日もいつも通りに終えたつもりだった。天気の話をしなが... -
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紙の検査記録をタブレットに変えたとき、ベテランが一番嫌がったこと
朝一番、検査室の戸を開けると、机の上にいつもの野帳が置かれていなかった。代わりに置いてあったのは、まだ梱包フィルムの匂いが残るタブレット一台。検査歴25年の先輩が画面を指でつつきながら「これ、どこに書けばいいんだ」と若手に聞いている姿を見... -
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検査記録の数字がそろいすぎていた朝、まず疑わずに止めた話
月曜の朝、まだ工場の換気扇の音しか聞こえない検査室で、週末の夜勤帯に上がってきた検査記録に目を通していた。三枚のロット別成績書を並べていて、ふと手が止まった。ロットも担当者も違うはずなのに、寸法測定値の末尾がそろって「.05」で終わっている... -
品質管理・品質保証
ラベル違いに気づいた朝、最初にやったこと
月曜の朝礼が始まる十分前、出荷担当のパートさんが伝票の束を持って事務所の机の前に立っていた。「今日出た分なんですけど、品番のケタが一つだけ違う気がして」。声のトーンは低く、確信は半分くらいだったと思う。手元の出荷伝票と前日の実績表を並べ... -
品質管理・品質保証
現場パトロールが形だけになりかけて、やり直した話
年度初めの計画表を見直していたとき、ふと手が止まった。「工程パトロール月1回」の欄に押されているはずの実施印が、この半年で二回分しかない。予定表には毎月書き込まれているのに、実際に現場を歩いた記録は二月と六月の二回きりだった。誰かがサボっ... -
品質管理・品質保証
品質と納期がぶつかった日、何を優先したかの話
金曜の16時、翌朝一番のトラックで出荷する予定のロットを最終検査していたとき、外観に薄い傷のある製品が1個見つかった。検査員から呼ばれて現物を見ると、光の当て方を変えないと分からない程度の傷だったが、同じ工程を通った製品全体に広がっている可... -
品質管理・品質保証
ヒヤリハットの提出が増えない理由を探ってみた話
月次の安全衛生会議で、司会が資料をめくる音だけが響いた。今月のヒヤリハット提出件数、0件。先月も0件、その前も1件。品質保証の担当になって半年、この数字が二桁になったところを見たことがない。 -
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「原因が腑に落ちない」と是正処置報告を差し戻された話
木曜15時、月次の品質会議。提出しておいた是正処置報告書のコピーが、品証課長の手からこちらへ滑って戻ってきた。表紙に赤ペンで大きく「原因、腑に落ちず」と一言だけ書いてある。バリ不良の再発、これで3回目の報告書だった。 -
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校正シールが切れた測定器を朝いちで見つけたときにやったこと
月曜の朝7時40分、検査室の電源を入れた。ノギスの棚を眺めていたら、いつも一番手前にあるはずのデジタルノギスが見当たらない。拾い上げた瞬間、グリップ部分の校正シールの色が妙に薄いことに気づいた。 -
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特採を出すかどうかで一番迷った日の話
金曜の16時、出荷予定ロットの最終検査データを見ていたときだった。担当者が持ってきた測定記録の1行に、目が止まった。外径の実測値が、規格上限をわずかに超えている。差は0.03ミリ。ノギスの目盛りひとつ分にも満たない差で、現物を並べて見ても正直、...