- 期間
- 2026年4〜9月
- 対象
- 客先に出した是正処置報告1件と、その差し戻し
- 体制
- 筆者(品質保証)が差し戻しの指摘を受けて報告を直し、客先へ再提出した
- 結論
- 指摘を直して再提出し、通った
是正処置報告が差し戻されたら、指摘ごとに報告の欄に当てはめ、その欄を直して再提出する。私はこの半年のうちに客先へ出した是正処置報告を差し戻され、指摘を直して再提出した。報告は通った。どう書き直したかの中身までは覚えていない。
指摘は「原因の掘り下げが浅い」と「対策が教育・注意喚起だけ」の2点だった。前者は原因の欄、後者は対策の欄への指摘だ。
差し戻しの指摘と直す欄
| 指摘 | 直す欄と指摘が出る書き方 |
|---|---|
| 原因の掘り下げが浅い | 原因の欄。確認不足や注意不足のように、原因が人の注意で止まっている |
| 対策が教育・注意喚起だけ | 対策の欄。手順書の改訂や検査項目の追加のような、人の注意に頼らない手が入っていない |
是正処置は、不適合の原因を除去して再発を防ぐ処置だ。原因が人の注意で止まっていると、除去する対象が報告に書かれず、対策は教育・注意喚起に寄る。手順・設備・基準のどこに穴があったかまで原因の欄を掘り下げると、その穴をふさぐ手を対策の欄に書ける。
教育を対策に残すとき
教育を対策に残すなら、人の注意に頼らない手と組にして、どの原因に当てた教育かが読み手に分かる形にする。
再提出の前に見る所
- 原因の欄が人の注意で終わらず、手順・設備・基準のどこに穴があったかまで書いてある
- 対策の欄に、教育・注意喚起のほかに、手順書の改訂・治具や表示の変更・検査項目の追加のような手が入っている
- 対策ごとに、どの原因に当てたかが読み手に分かる(原因と対策に同じ番号を振るなど)
差し戻されたら、まず指摘を上の表の形に書き出し、指摘ごとに直す欄を決める。原因の欄が人の注意で止まっているなら、先に原因を掘り下げてから対策の欄を書き直す。出す前に上の3項目を見て、欠けている所を直す。
再提出の前に欄を埋め直すなら、ものづくりポータルの是正処置報告の様式(Excel・無料)が使える。様式の書き方の案内に「教育のほかに、手順書の改訂や検査項目の追加のような人の注意に頼らない手を入れます」とある。
次に読む
発生原因と流出原因、暫定処置と恒久対策、水平展開を分けて書く是正処置報告のガイドです。差し戻される所として、原因の掘り下げ、教育・注意喚起だけの対策、効果確認の3つを挙げています。

是正処置報告の期限に間に合わないとき、途中経過の4点を客先へ伝えて延長を相談する事例です。

免責:筆者個人の経験に基づく記録です。是正処置報告の様式と提出の手順は、客先との取り決めで確かめてください。