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製造向け/M14 限度見本・現物基準の現場運用(保管・更新・照合)
🏭 製造向け連携先:製造現場

M14限度見本・現物基準の現場運用(保管・更新・照合)

目的/考え方

目視検査の「合否の境目」を人によってブレさせない。限度見本を正しく保管・更新し、日々の検査で照合できる状態を保つ。

限度見本の更新・廃棄フロー:連絡を受ける→差分を確認→周知・日程→回収・識別→保管後廃棄の5段階と、NG例・良い例の対比を示す
限度見本の更新・廃棄フロー:連絡を受ける→差分を確認→周知・日程→回収・識別→保管後廃棄の5段階と、NG例・良い例の対比を示す
  • 使用中の限度見本が最新版か(有効期限・改訂番号)を始業時に確認する重点
  • 見本の劣化(変色・汚れ・破損)がないか定期点検し、劣化時は差し替える重点
  • 見本は決められた場所・条件で保管し、私物化・持ち出しを防ぐ
  • 判定に迷う現物は自己判断せず、リーダー・品証にエスカレーションする
  • 見本の改訂・廃棄は記録を残し、旧版は現場から回収する

限度見本の更新・廃棄の実務例(判断フロー)

  • 更新のきっかけ(例):顧客からの限度見本改訂連絡/検査員間で合否判定が割れた/定期点検で劣化を発見、のいずれか。
  • 判断フロー:
  1. 改訂・劣化の連絡を受ける
  2. 新旧の差分を確認する
  3. 差し替え日を決め対象者へ周知する
  4. 差し替え当日に旧版を回収し「廃棄予定」等で識別する
  5. 一定期間の保管後に廃棄し、廃棄日・承認者を記録する
  • NG例:新しい見本が届いても「そのうち差し替える」で先延ばしにし、新旧混在のまま検査を続けてしまう。
  • 良い例:差し替え日をあらかじめ決め、朝礼・申し送りで対象者全員へ周知してから旧版を即日回収する。

限度見本が経年で変わってしまったときの作り直し(Q272)

  • 色調・柔軟性など経年で変わりやすい特性は、定期点検の周期を決めて劣化に気づく仕掛けを作る(気づいたときだけの点検にしない)重点
  • 写真で代替できる範囲(寸法・形状など数値化できる欠点)と、写真では代替できない範囲(色調・質感・触感など現物でしか判定できない特性)を分けて扱う重点
  • 写真だけで足りない特性は、限度見本そのものを複数個保管し、劣化の進み方を比較できるようにする
  • 新旧の切替時期を決め、切替日を関係者へ周知してから旧見本を回収する(C4の「新旧混在の期間を作らない」定着手順と同じ考え方)重点
  • 旧見本は即日廃棄せず、識別(「廃棄予定」等)をして一定期間保管したのち、廃棄日・承認者を記録して処分する
限度見本は「劣化したら差し替える」だけでなく、劣化に気づく仕組みそのものを標準に組み込まないと、差し替え時期が個人の感覚任せになる。基準を新しくする点ではC4の検査基準改訂と同じ構造なので、切替・周知の手順はC4を参照する。

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最終更新日:2026-09-24