P16価格改定・契約更新時の品質条件の見直し
目的/考え方
価格改定や契約更新の交渉は営業・購買が主導することが多く、品質条件は「今までどおり」として素通りしがちだ。しかし仕様書・検査条件・保証範囲には有効期限や前提条件がある。契約更新のタイミングは、品質条件を棚卸しする良い機会でもある。取り決めは基本契約・品質保証協定・仕様書・個別合意の4層からなり、変わったときは個別合意側から順に確認する(下図)。
- 契約更新・価格改定の話が動き出したら、対象品目の仕様書・検査条件・保証範囲の最新版と有効期限を確認する重点
- 前回契約時から工程・材料・検査体制に変更がないかを、購買・技術と突き合わせる重点
- 検査条件(抜取り数・判定基準)が緩和・省略される交渉になっていないか、品質保証の立場から確認する重点
- 保証範囲(保証期間・免責事項)の見直しがある場合は、過去のクレーム・是正実績と矛盾しないか確認する
- S15(納入仕様書・品質保証書の読み方)と合わせて、営業側の交渉窓口と品質条件の解釈にズレがないか事前にすり合わせる重点
- 価格改定を理由に検査簡略化や納期短縮を安易に約束しない(S18の考え方と連動)
- 見直し後の条件は、社内の仕様書・検査基準書に反映し、旧条件が現場に残らないようにする
関連する場面
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P1サプライヤーの選定・承認P2受入検査・受入基準P3サプライヤーの4M変更・製造中止管理P4化学物質・法規エビデンスの収集P5サプライヤー不適合・クレーム対応P6サプライヤー監査・品質改善の伴走P7供給BCP・二社購買(供給途絶リスク)P8原材料の値上げ・代替材の評価と切替管理P9受入ロット管理・FIFO と保管品質の維持P10副資材・包装資材の品質管理(変更管理)P11輸入材・調達リスク管理(為替・関税・長納期の変動対応)P12受入データの活用・サプライヤー品質スコアリングP13商社経由調達の品質管理(製造元が見えない場合の要求事項)P14支給材・預り材の品質管理(受入・保管・返却)P15新規サプライヤーの評価・登録の流れP17廃番・供給終了通知を受けたときの動きP18サプライヤーの是正回答が不十分なときの差し戻し方P19サプライヤーの製造拠点変更を通知されたときの確認事項P20見積り段階で購買が品質要求を拾い切るための確認表P21値上げを理由に品質条件の緩和を求められたときの受け方P22サプライヤーの品質窓口が不在・交代したときの動きP23二次以降のサプライヤーで問題が起きたときの動きP26是正期限延長の申し出への受け方P27在庫を持たない都度手配へ切り替えるときの品質側の確認P28サプライヤーから検査の省略・簡略化を提案されたときの受け方P29サプライヤー担当交代時の回答品質の立て直しP30購買が価格交渉の主担当を外れたときの品質側の確認