C18顧客指定の検査機関・方法の変更を受ける手順
目的/考え方
顧客から「検査機関を変更したい」「検査方法・規格を変えたい」と提案されたとき、断る・受け入れるの二択で即答せず、変更後も判定結果の信頼性が保たれるかを確認してから合意する。D9(外部試験機関の活用)は自社側の依頼先選定を扱う。C14(検査の内製化/外注化の切替判断)は内外製の切替を扱う。C18はそのどちらでもなく、顧客起点の指定変更を受ける側の手順に絞る。
- 変更の理由(顧客側のコスト・リードタイム都合か、規格改訂への対応か等)を確認し、背景を理解してから検討に入る重点
- 新旧の検査機関・検査方法の同等性(測定原理・精度・不確かさ・判定基準)を比較し、差異があれば具体的に洗い出す重点
- 同等性に疑義がある場合は、移行期間中に新旧両方の方法で並行測定を行い、結果の差を確認する重点
- 並行測定の結果、判定が食い違うロットが出た場合の扱い(どちらを正とするか)をあらかじめ決めておく重点
- 合意した内容(変更日・移行期間・並行測定の要否・新方法の判定基準)を文書に残し、双方で確認する重点
- 社内の検査基準書を新方法に合わせて改訂し、周知・教育を行ってから切り替える
- 変更後、一定期間は結果の傾向を監視し、想定外のばらつき・判定変化がないかを確認する
同等性確認の観点(比較表の型)
| 観点 | 確認内容 |
|---|---|
| 測定原理 | 新旧の方法が同じ原理に基づくか、原理が違う場合は相関を確認済みか |
| 精度・不確かさ | 新方法の測定不確かさが、判定に使う規格幅に対して十分小さいか |
| 判定基準 | 合否の閾値・計算方法が旧方法と同じ意味を持つか |
| トレーサビリティ | 新しい検査機関が基準器の国家標準への追跡可能性を持つか |
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