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営業向け/S20 顧客の品質要求が過剰と感じたときの整理の仕方
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S20顧客の品質要求が過剰と感じたときの整理の仕方

目的/考え方

顧客からの品質要求(検査項目の追加・保証範囲の拡大等)が、実力以上に過剰だと感じても、感覚だけで「できません」と即答すると関係を損ねる。要求の根拠を確認し、代替案を用意したうえで、受けられない場合も理由を添えて誠実に伝える型を持つ。

  • 要求の背景・根拠(なぜその検査項目・保証範囲が必要か)を、否定的にならない聞き方で確認する重点
  • 要求の根拠が自社製品の用途・使用環境の変化にある場合は、S1(引合い・見積前の品質確認)の観点で再評価する
  • 要求をそのまま受けるとコスト・納期にどれだけ影響するかを技術・生産と概算する重点
  • 全部は受けられない場合、代替案(抜取り検査での対応・保証範囲の一部見直し・追加費用での対応)を用意する重点
  • S15(納入仕様書・品質保証書の読み方)と照らし、既存の合意内容と矛盾しない範囲で回答する
  • 受けられない要求は、断る理由(技術的な限界・コスト影響)を具体的に伝え、代替案とセットで提示する重点
  • やり取りの経緯(要求内容・回答・合意事項)を記録し、担当者交代時に引き継げるようにする

顧客監査で出た指摘を社内へ落とすときの温度差の埋め方

顧客監査で出た指摘は、監査員の言葉のまま社内に伝えると「大げさに聞こえる」「重要度が伝わらない」のどちらかに振れやすい。指摘を受けた品証と、対応する現場・部門との間で温度差が生まれると、対応が遅れたり形だけになったりする。

  • 指摘事項を受け取ったら、まず監査員の重大度区分(重大・軽微・観察事項等)を確認し、社内でも同じ区分で扱う重点
  • 指摘の重さを社内語に翻訳する(監査報告書の表現をそのまま転記せず、現場が「何をどう変えればよいか」が分かる言葉に書き直す)重点
  • 期限の切り方は、監査機関・顧客が求める回答期限から逆算し、社内検討・現場実施・確認の各工程に配分する重点
  • 対応が困難な指摘(コスト・期間の制約で本質的な改善が難しいもの)は、やらない・先送りにする判断も選択肢として残す
  • やらない判断をした場合は、その理由と代替の暫定対応を記録に残し、次回監査での再指摘に備える重点
  • D3(内部監査の指摘対応・是正報告の書き方)と同じ書式・粒度で是正報告を作成し、社内・顧客向けで二重に作らない
  • B10(顧客への報告・謝罪文書の作成)の観点で、社外向けの回答と社内の実施内容に矛盾がないか確認する

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最終更新日:2026-09-24