T21検査基準書の作り方
目的/考え方
検査基準書は「誰が検査しても同じ判定になる」ための土台。判定基準の書き方(数値・文言での明確化)と、写真・限度見本の使い分けが要点。判定基準があいまいだと、検査員によって合否が割れ、クレームや過検査の原因になる。
- 検査項目ごとに、合否の判定基準を数値・文言のどちらか、または両方で明確に書く(「きれいであること」等の曖昧表現を避ける)重点
- 数値化しにくい外観等の項目は、写真または限度見本(現物)を用意し、基準書から参照できるようにする重点
- 写真は「良品」「限界(ぎりぎり合格)」「不合格」の3段階を最低限そろえる
- 検査方法(使用する測定器・見る角度・照明条件など)を具体的に指定する
- 限度見本は劣化・退色するため、更新・照合のルール(M14)と連動させる重点
- 基準書の改訂履歴(版数・改訂日・改訂理由・承認者)を残し、旧版が現場に残らないようにする重点
- 新設・改訂した基準書は、検査員へ周知し理解度を確認してから運用開始する
判定基準の書き方(数値化しにくい項目の例)
| 項目 | 悪い書き方 | 良い書き方 |
|---|---|---|
| キズ・汚れ | 「きれいであること」 | 「長さ〇mm以下、1面あたり〇個以下(限度見本No.〇参照)」 |
| 異物 | 「異物がないこと」 | 「〇mm以上の異物混入なし(検出方法・検出限界を明記)」 |
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