B11難航・長期化案件の是正処置マネジメント
目的
真因究明や恒久対策に時間がかかる案件で、暫定対策(歯止め)を確実に効かせ続けながら、案件を放置・空中分解させずにクローズへ導く。
- 暫定対策(全数検査・隔離・工程条件の制限等)が継続して機能しているか定期的に確認する重点
- 恒久対策の進捗・障害を見える化し、担当・期限を明確にして定例でレビューする重点
- 長期化の理由(技術的難易度・費用・他部門待ち)を整理し、必要な支援・決裁を上位に上げる
- 暫定対策のまま常態化させない(惰性で全数検査を続けない)よう期限を設ける
- 恒久対策の有効性を確認(B10)してからクローズし、暫定対策の解除条件を記録する
月次レビュー様式例
| 項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 停滞理由の類型 | ①技術的難易度(原因が特定できない/対策の効果検証に時間を要する) ②リソース不足(担当者の他業務優先・体制不足) ③他部門待ち(設計変更・投資判断など社内承認待ち) ④費用・投資判断待ち(対策コストの承認待ち) |
| 今月の進捗 | 前回レビューからの変化(着手した対策・得られた知見)を1〜2行で記入 |
| 暫定対策の状況 | 継続中/変更あり/解除検討中のいずれかと、継続している場合の負荷(全数検査の工数等) |
| 打開の一手 | 来月までに実施する具体的な1アクション(誰が・何を・いつまでに)。「引き続き検討」は不可とする |
| エスカレーション要否 | 上位判断・他部門支援が必要かを明記し、必要な場合は依頼内容を具体的に書く |
- 「打開の一手」は具体的な行動文(誰が・何を・いつまでに)で書き、抽象的な方針表現を避ける重点
- 停滞理由の類型が複数にまたがる案件は、主たる類型を1つ選んで記入し、レビュー担当者が混乱しないようにする
関連する場面(他カテゴリ)
関連する場面(同じグループ)
B1優先順位(トリアージ:上から確認)B2初動・封じ込め(流出を止める)B3原因究明(発生と流出の両面)B4是正処置・恒久対策・横展開(8D/CAPA)B5特採(特別採用)申請の判断B6顧客連絡・対外対応の作法B7重大品質問題・リコール級のエスカレーションB8是正処置報告書(8D/SCAR)の作成と顧客提出
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B9流出後の顧客先在庫・市場品の選別/回収要否の判断B10是正処置の有効性確認(効果検証)とクローズ・再発監視B12記録不備・データの信頼性に疑義があるときの対応B13官公庁・認証機関への報告が必要な事案の対応B14再発クレーム発生時の対応(再発認定・特別体制・顧客説明)B15誤出荷・ラベル違い発生時の対応B16他社・業界の品質不祥事報道を受けた自社点検B17是正処置の期限に間に合わないときの対応B18顧客からの是正処置要求(SCAR)を受けたときの社内段取りB19顧客から「原因が腑に落ちない」と差し戻されたときの立て直しB20社外からの指摘で品質問題が表面化したときの初動B21原因未特定のまま是正報告を出すときの書き方B22是正処置が横展開せず他ラインで同じ不良が出たときの立て直しB23同じ不良が短期間に複数の顧客から出たときの立て直しB24是正処置が「人を増やす・気をつける」に落ちたときの立て直し