E5認定検査員・資格の管理(認定基準・更新・一時停止の判断)
目的
検査員の力量を「認定」という形で管理し、誰がどの検査を実施してよいかを明確にする。認定切れ・力量不足のまま検査を継続させない。
- 検査項目ごとに認定が必要な範囲を決める(全作業ではなく、判定が難しい・重要度の高い検査から優先)重点
- 認定基準を決める(実技確認・知識確認・合否判定者を明記)重点
- 認定の有効期間と更新方法を決める(更新前研修・再評価の要否)
- 認定者一覧を作り、本人・上長・品証など誰が確認しても分かる状態にする
- 一時停止の基準を決める(誤判定・長期休務明け・工程変更後など、無条件で継続させない場合を明記)重点
- 一時停止からの復帰基準を決める(再評価に合格するまで対象検査を実施させない)
- 外注先の検査員についても同じ考え方を適用する(力量確認・教育の依頼と連携)重点
状態別の対応
| 状態 | 対応 |
|---|---|
| 認定中 | 対象検査を実施可 |
| 更新期限接近 | 更新研修・再評価を計画 |
| 一時停止 | 対象検査から外し、再評価まで実施させない |
| 再評価合格 | 認定を再開し、一覧を更新 |
一時停止からの復帰の進め方
一時停止は「戻すときの基準」を先に決めておかないと、現場の空気や本人の申告だけで再開してしまいやすい。
- 戻す条件を理由ごとに決める(「誤判定」なら再評価に合格すること、「長期休務」なら一定期間の実地確認を経ること、など停止理由によって条件を変える)重点
- 再確認の範囲を決める(停止前の検査項目を全部見直すか、停止理由に関係した項目だけに絞るかを先に決めておく)
- 再確認の期間を決める(1回の合格で戻すか、複数回・一定期間の継続確認を経て戻すかを停止理由の重さで分ける)
- 本人への伝え方を決める(停止の理由と戻る条件をセットで伝え、いつまで・何をすれば戻れるかを本人が分かる形にする)重点
- 停止と復帰の記録を残す(停止日・理由・再確認の結果・復帰日を1件ずつ残し、次に同じ判断をする人が参照できるようにする)
止めた理由をあいまいにしたまま戻すと、M8(作業標準の順守と力量)が指摘する「認定段階と単独判定の範囲があいまいなときに判定がぶれる」のと同じ状態になる。復帰の判断者は、停止を決めた人と同じか、それに準じる立場にしておく。