A20品証担当の交代・年度替わりの引き継ぎ
目的/考え方
担当交代のときに情報が引き継がれないと、顧客との個別の約束事や特採の履歴が抜け落ち、後任者が同じ判断を再現できなくなる。口頭の申し送りだけで終わらせず、書面と移行期間をセットにする。
- 顧客ごとの個別の約束事(口頭合意・特別対応・非公式なルール)を洗い出し、書面化する重点
- 特採・逸脱の履歴(承認済み条件・期限・再発防止の申し送り)を一覧化して引き継ぐ重点
- 治具・限度見本の保管場所と最新版の識別を確認し、後任へ案内する重点
- 進行中の是正処置・監査指摘・未回答事項をリスト化し、期限とともに引き継ぐ重点
- 後任者への引き継ぎ書を「顧客対応/特採履歴/治具・見本/進行中案件」の4区分で作成する
- 移行期間(前任者が確認に入れる期間)を決め、期間中は重要判断を二重チェックする重点
- 移行期間終了時に、後任者単独で判断できる状態かを振り返る
引き継ぎ書の4区分
| 区分 | 引き継ぐ内容の例 |
|---|---|
| 顧客対応 | 個別の口頭合意・非公式ルール・担当者ごとの窓口の癖 |
| 特採履歴 | 承認済み特採の条件・期限・再発防止の申し送り |
| 治具・見本 | 保管場所・最新版の識別・更新履歴 |
| 進行中案件 | 是正処置・監査指摘・未回答事項と期限 |
やってはいけない(NG)
- 引き継ぎを最終出社日の口頭説明だけで済ませる
- 特採履歴を記憶に頼り、書面化しないまま引き継ぐ
- 移行期間を置かず、権限を即日で渡し切る
引き継ぎ書・移行期間・完了判定の一般的な目安(社内の確定様式が出るまでの参考)
- 引き継ぎ書は必須項目リスト方式とし、「担当業務/関係先/進行中案件/注意点/関連ファイルの所在」の5項目を最低限記載する重点
- 移行期間は標準2週間とし、繁忙期や難度の高い業務では1か月まで延ばす重点
- 引き継ぎ完了の判定は、上長が後任者の理解度を確認したうえで行う重点
関連する場面(他カテゴリ)
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A11on1(育成・面談)A2週次ミーティング(グループ内)A3月次報告(部門横断:各部門の責任者+事業責任者)A4目標設定・評価(期初/期中/期末)A5教育・力量管理/新任受け入れA6改善提案・小集団活動(QCサークル)の運営A7協力会社・外注先との定例品質会議の運営A8品質KPIの朝礼・見える化ボード運用(現場への浸透)
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A9品質月間・全社品質イベントの企画運営(年間の品質意識向上)A10顧客監査・第三者審査(ISO等)の受審準備と当日運営A11展示会・外部セミナーの視察A12部門間コンフリクトの調整(品質と納期・コストの対立場面)A13品質保証の年間計画・予算要求の立て方A14品質方針・年度目標の現場への浸透A15品証業務の棚卸しと負荷平準化A16品質教育の年間運営A17品質に関する社内アンケート・風土調査の設計と使い方A18品質部門の業務を他部門へ移管するときの段取りA19品質会議が報告会になっているときの立て直しA21品質部門への異動者・未経験者を受け入れる最初の1か月A22品質のルールを増やしすぎて現場が回らなくなったときの棚卸しA23品質部門が「後出しで止める部門」と見られるときの立て直しA24品質部門のメンバーが長期不在になったときの回し方A25品質部門の担当が急に1人抜けたときの当座の回し方A26品証以外の部門から「品質は品証の仕事」と言われたときの受け方A27特定の人がルールを守らないと相談されたときの受け方A28在宅・時差勤務が混在する体制で品質判断を止めない段取り