D12内部監査の年間運営
目的/考え方
内部監査を「年に一度のイベント」で終わらせず、年間計画・監査員の力量維持・指摘のランク付けと経営層報告までを含めて運営する。D8(層別工程監査/LPA)が日常の巡回であるのに対し、D12は内部監査というよりフォーマルな仕組みの年間運営を扱う。A10(顧客監査・第三者審査の受審準備)とは「受ける側」か「自ら実施する側」かの違いを意識する。
- 監査対象範囲(部門・プロセス・拠点)を年間で網羅する計画を立てる重点
- 監査員は監査対象の業務から独立させ、力量(研修・経験)を維持・更新する仕組みを持つ重点
- 指摘事項はランク付け(重大・軽微・観察事項)し、ランクごとに是正期限の目安を決める重点
- 監査結果は個別対応で終わらせず、同じ指摘の繰り返し等の傾向を年間で集計する重点
- 経営層への報告は、指摘件数だけでなく傾向と改善の方向性をセットで示す重点
- D8(LPA)の結果と内部監査の指摘を突き合わせ、次年度の監査範囲の見直しに使う
指摘ランクと対応の目安
| ランク | 目安 | 対応 |
|---|---|---|
| 重大 | 仕組みが機能していない・重大な逸脱 | 是正処置(B4)として登録し優先対応 |
| 軽微 | 個別の記入漏れ等、限定的な逸脱 | 期限を決めて是正し、傾向を追跡する |
| 観察事項 | 現時点で不適合ではないが改善余地がある | 次回監査までの改善検討事項とする |