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トラブルシューティング/見える化・IoTを入れたのに改善が回らない
🧯 トラブルシューティング症状から引く

TS28見える化・IoTを入れたのに改善が回らない

症状

センサーや稼働監視を導入してデータは集まり、ダッシュボードも表示されているのに、不良率も停止時間も改善しない。アラートが多すぎて誰も見なくなる、あるいは異常が出ても「誰が・いつ・何をするか」が決まっておらず放置される。

まず確認(初動)

  • そのダッシュボードを「毎日見て、何かを決めている人」が実在するかを確認する(誰も使っていないなら、それは指標ではなく飾り)重点
  • 直近1か月のアラート件数と、そのうち実際に対処されたものの件数を数える(対処率が低ければアラート設計の問題)重点
  • 集めているデータが、実際に困っている症状(不良・チョコ停・手戻り)と結びついているかを確認する

起こりやすい要因(4M)

区分よくある要因
方法「何を判断するためのデータか」を決めずに集め始めた/閾値が実態に合わず過検知(アラート疲れ)/異常時のアクションが未定義
見る人・対処する人・改善する人が決まっていない、現場は「見るだけ」で権限がない
材料品質実績(不良・クレーム)と設備データが別管理で突き合わせられない
機械取得できる項目だけを取っており、品質に効く項目(温度・張力・速度等)が取れていない

切り分け・確認

  • 「見える化 → 分析 → 対策 → 標準化」のどこで止まっているかを特定する(多くは“見える化”で止まる)重点
  • 指標が「行動につながる粒度」か(例:日次の総不良率ではなく、工程別・原因別に割れているか)
  • アラートの閾値が、過去データに基づいて設定されているか(勘で決めていないか)重点
  • データの欠測・単位ズレ・時刻ズレがないか(分析以前にデータが信用できないケースは多い)

恒久対策の方向

  • 導入は「一番痛いボトルネック工程の1台から」始める。全設備への一斉導入は失敗しやすい重点
  • データを取る前に「この数値がこうなったら、誰が何をするか」を1行で書けるようにする(書けないなら、その項目はまだ取らない)重点
  • アラートは件数を絞り、レベル分け(即対応/当日確認/週次レビュー)する。反応されないアラートは削るか閾値を見直す
  • 月次で「データを見て変えた打ち手」を1件以上振り返る(見える化の効果はここでしか測れない)
  • 設備データと品質実績を同じロット・時刻で突き合わせられるよう、識別・時刻同期を先に整える

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最終更新日:2026-09-24