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B 異常対応/B2 初動・封じ込め(流出を止める)
🚨 B・異常対応種類:異常

B2初動・封じ込め(流出を止める)

封じ込め範囲のトレードオフ:狭すぎると見逃しリスク、広すぎると過剰対応コスト。適正な範囲から始め、情報が増えたら後から広げる
封じ込め範囲のトレードオフ:狭すぎると見逃しリスク、広すぎると過剰対応コスト。適正な範囲から始め、情報が増えたら後から広げる
  • 現品・現物の確保(不良品・現物・ラベル・ロットを動かす前に記録/写真)重点
  • 封じ込め:出荷停止・在庫の隔離・該当品の識別(赤札等)・仕掛品の確認重点
  • 影響範囲の特定:ロットトレース(前後ロット・同条件品・他顧客・他品種への波及)
  • 数量・期間の特定(いつから・どれだけ)
  • 暫定(応急)対策:全数検査・選別・代替品手配で安全側へ
  • 顧客への一次連絡:事実・暫定対応・調査予定・回答期限(対外は責任者/窓口)重点
  • 社内連携:製造・営業・関係部門へ即共有

初動1時間チェックリスト(時系列)

  1. 0〜10分:第一報を受けたらB1トリアージを実施し、レベルを仮決定する重点
  2. 10〜20分:現品・現物を確保し、写真・ラベル・ロット番号を記録する(動かす前に記録)重点
  3. 20〜30分:出荷停止・在庫隔離など暫定の封じ込めを実施する
  4. 30〜45分:影響範囲(前後ロット・同条件品・他顧客)の見当をつける
  5. 45〜60分:社内一報を送り、関係部門(製造・営業・品証)へ共有する重点

社内一報のテンプレ文例(第一報に入れる5項目・架空例)

件名:【初動】〇〇工程 不適合発生(レベル2・調査中) ①何が:〇〇部品にてサイズ不良を確認 ②いつ・どこで:本日10時、〇〇工程の検査で発覚 ③現在の対応:出荷停止・在庫隔離を実施済み ④影響範囲(現時点):対象ロット〇〇、前後ロットは調査中 ⑤次の連絡予定:15時までに続報
第一報は「事実が固まってから」ではなく、分かっている範囲だけで60分以内に出す。空欄があってもよい。

封じ込め範囲の決め方の演習3ケース(自分で判定してから解説を読む)

まず状況だけを読み、どこまでの範囲を止めるかを自分で決めてから解説を確認する。以下はすべて架空の一般化した例。

ケース(状況)判断が割れやすい点範囲の決め方と初動(解説)
不良が出た工程は分かったが、同じ設備・条件で作った前後のロットまで不良が及んでいるかはまだ分からない。「まだ確認できていない」を理由に、不良が確定した1ロットだけ止めて様子を見がち(狭すぎ)。前後ロット・同条件品まで仮に広げて止め、確認が取れた分から順に解除する。狭く始めて後から広げると、その間に出荷が進んでしまう。
不良の原因候補が複数あり、原因が絞れるまでは関係しそうな品番・ラインをすべて止めたくなる。「念のため」で関係の薄い品番・ラインまで広げがち(広げすぎ)。現物・記録で「同じ条件(同設備・同材料ロット・同期間)」に当たるものだけに絞り、根拠のない品番まで広げない。広げすぎは選別・検査のコストと現場の混乱を招く。
初動では対象を1ロットに絞って止めたが、その後の調査で前工程の材料が広範囲に使われていたと分かった。「最初に決めた範囲を変えると混乱する」を理由に、範囲を広げずに調査だけ進めがち。事実が増えたら範囲を広げてよい。関係部門・顧客へは「新しく分かった事実に基づき対象を広げた」と理由を添えて伝え、縮めた場合も同様に理由を添える。
  • 情報が揃わない段階では、確定した不良品だけでなく「同条件品」まで仮に広げて止めることを基本とする重点
  • 「念のため」で根拠のない範囲まで広げない(選別・検査コストと現場混乱を増やすだけになる)
  • 範囲を後から広げる・縮める場合は、変更の理由(新しく分かった事実)を関係部門・顧客へ添えて伝える重点
  • 範囲を決めた根拠(同条件と判断した理由)を記録に残す
  • 演習で判断が割れた場合は、B1のトリアージ結果とB9(客先在庫・市場品の選別)の要否判断とあわせて再確認する

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最終更新日:2026-09-24