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トラブルシューティング/出荷検査合格でも客先で不適合と言われたときの突き合わせ
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TS38出荷検査合格でも客先で不適合と言われたときの突き合わせ

症状

自社の出荷検査記録では規格内で合格している。しかし客先の受入検査・使用時点で不適合(測定値が規格外)と指摘される。自社と客先のどちらの測定が正しいかを先に決めようとすると水掛け論になりやすく、測定条件・サンプリング位置・機差の3系統に分けて確認しないと切り分けが進まない。

出荷検査と客先判定の食い違いの切り分け:測定条件・サンプリング位置・機差の3系統を並行確認し、再現試験で結論を出す流れ
出荷検査と客先判定の食い違いの切り分け:測定条件・サンプリング位置・機差の3系統を並行確認し、再現試験で結論を出す流れ

まず確認(初動)

  • 自社出荷時の測定値・測定日・使用した測定器を記録から確認する重点
  • 客先の指摘内容(測定値・測定日・使用した測定器・測定箇所)を具体的に確認する重点

(a) 測定条件の突き合わせ

  • 測定方法・測定器の型式・校正状態が自社と客先で同じかを確認する重点
  • 測定時の環境条件(温湿度・馴化時間等)が規格の前提と一致しているかを確認する

(b) サンプリング位置の突き合わせ

  • 自社と客先で測定した箇所(同一ロット内のどの位置)が同じかを確認する重点
  • 位置によるばらつきが規格の許容範囲内で説明できるかを確認する

(c) 機差の確認

  • 自社と客先の測定器で同一サンプルを測り比べ、機差の有無を数値で確認する重点
  • 機差が疑われる場合は、双方の測定器の校正証明書を突き合わせる

再現試験の組み方

  • 同一ロットの保管見本を用意し、自社・客先双方が立ち会う形で再測定する条件を提案する重点
  • 再現試験の測定条件・サンプリング位置・使用機器を事前に文書で合意しておく

「どちらが正しいか」を先に決めずに進める型

  • 再現試験の結果が出るまでは、自社が正しい・客先が正しいという結論を急がない重点
  • 差が確認できた場合は、原因(測定条件・サンプリング位置・機差のどれか)を先に特定してから責任の切り分けに進む
最終更新日:2026-09-24