A22品質のルールを増やしすぎて現場が回らなくなったときの棚卸し
目的
クレーム・監査指摘のたびに新しいルール・チェック項目を積み増していくと、いずれ現場が全てを守りきれなくなる。増やすときと同じ重さで、減らす・まとめるための棚卸しの機会を定期的に持つ。A15(品証業務の棚卸しと負荷平準化)が品証部門自身の業務量を扱うのに対し、A22は現場に課しているルール・手順そのものの数を扱う。
- 現場に課している手順・チェック項目・記録項目を一覧化する(部門・工程横断で洗い出す)重点
- 各項目を「重複していないか」「形骸化していないか(守られているふりだけになっていないか)」「今も目的が明確か」の3観点で判定する重点
- 判定結果を「統合する」「簡略化する」「そのまま残す」「廃止する」の4分類に整理する重点
- 誰が減らす判断をする権限を持つか(発案部門任せにしない)をあらかじめ決めておく重点
- ルールを追加するときも、同時に「何かを減らせないか」を必ず問う運用にする(追加専用にしない)
- 減らした・まとめた後、一定期間は現場の順守状況と不具合の発生に変化がないかを監視する重点
- D15(品質マニュアル・規定文書の改訂運用)の改訂手順に沿って、正式な文書として反映する
ルールを減らしたのに現場が元に戻してしまうときの定着
- やめたはずのルールが残る経路を3系統(帳票に項目が残っている・チェック表が更新されていない・口頭では従来どおり指示されている)に分けて確認する重点
- やめると決めた記録(いつ・何を・誰が決めたか)を残し、後から「聞いていない」とならないようにする重点
- 元に戻す判断をする人(現場の裁量か、正式な再申請が要るか)をあらかじめ決めておく重点
- 半年後を目安に再点検し、やめたルールが実際に運用から消えているかを確認する重点
- 元に戻っていた場合は、廃止時の周知不足か、現場側に別の必要性があったのかを切り分けて対応する
- D15の改訂手順に沿って、廃止の決定を正式な文書として反映する
関連する場面(同じグループ)
A11on1(育成・面談)A2週次ミーティング(グループ内)A3月次報告(部門横断:各部門の責任者+事業責任者)A4目標設定・評価(期初/期中/期末)A5教育・力量管理/新任受け入れA6改善提案・小集団活動(QCサークル)の運営A7協力会社・外注先との定例品質会議の運営A8品質KPIの朝礼・見える化ボード運用(現場への浸透)
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A9品質月間・全社品質イベントの企画運営(年間の品質意識向上)A10顧客監査・第三者審査(ISO等)の受審準備と当日運営A11展示会・外部セミナーの視察A12部門間コンフリクトの調整(品質と納期・コストの対立場面)A13品質保証の年間計画・予算要求の立て方A14品質方針・年度目標の現場への浸透A15品証業務の棚卸しと負荷平準化A16品質教育の年間運営A17品質に関する社内アンケート・風土調査の設計と使い方A18品質部門の業務を他部門へ移管するときの段取りA19品質会議が報告会になっているときの立て直しA20品証担当の交代・年度替わりの引き継ぎA21品質部門への異動者・未経験者を受け入れる最初の1か月A23品質部門が「後出しで止める部門」と見られるときの立て直しA24品質部門のメンバーが長期不在になったときの回し方A25品質部門の担当が急に1人抜けたときの当座の回し方A26品証以外の部門から「品質は品証の仕事」と言われたときの受け方A27特定の人がルールを守らないと相談されたときの受け方A28在宅・時差勤務が混在する体制で品質判断を止めない段取り