ものづくりポータル
ものづくりハンドブック
トラブルシューティング/客先で他社品と取り違えられたまま不良申告が来たときの切り分け
🧯 トラブルシューティング症状から引く

TS43客先で他社品と取り違えられたまま不良申告が来たときの切り分け

症状

客先から不良申告を受けたが、現品を確認すると自社の型番・仕様と一致しない、あるいは複数社から類似形状の品を受け入れている客先で他社品と自社品が取り違えられている疑いがある。「うちの品ではない」と即座に否定すると角を立てやすく、まず現品と記録の突き合わせを先に行う必要がある。

他社品との取り違えが疑われる不良申告の切り分け:現品写真の照合・出荷記録との突合・識別表示の見直しの3系統で自社品かどうかを確定する流れ
他社品との取り違えが疑われる不良申告の切り分け:現品写真の照合・出荷記録との突合・識別表示の見直しの3系統で自社品かどうかを確定する流れ

まず確認(初動)

  • 申告内容(品番・ロット・数量・不具合内容)と、客先から送られた現品写真を受け取る重点
  • 自社品と断定・否定する前に、まず現品確認(現物または詳細写真)を依頼する重点

(a) 現品写真とロット表示の照合

  • 型番・ロット番号・識別表示(刻印・ラベル)を自社の表示基準と突き合わせる重点
  • 自社では使用しない表示形式・材質・色調でないかを確認する

(b) 自社出荷記録との突合

  • 該当ロット・数量・出荷先が自社の出荷記録と一致するかを確認する重点
  • 出荷先の在庫・受入時期から、申告品が該当出荷分に該当し得るかを時系列で確認する

(c) 取り違えと分かった後の伝え方と後始末

  • 自社品でないと確定した事実を、断定口調ではなく確認結果として丁寧に伝える重点
  • 客先側での取り違え原因(保管・受入時の識別)を一方的に責めず、必要な回収・確認の窓口を案内する
  • 識別表示が紛らわしく取り違えの一因になり得る場合は、自社側の識別表示の見直し(V6と連携)を検討する重点
  • 判定に至った照合結果(写真・記録の突き合わせ内容)を記録として残す
最終更新日:2026-09-24