TS43客先で他社品と取り違えられたまま不良申告が来たときの切り分け
症状
客先から不良申告を受けたが、現品を確認すると自社の型番・仕様と一致しない、あるいは複数社から類似形状の品を受け入れている客先で他社品と自社品が取り違えられている疑いがある。「うちの品ではない」と即座に否定すると角を立てやすく、まず現品と記録の突き合わせを先に行う必要がある。
まず確認(初動)
- 申告内容(品番・ロット・数量・不具合内容)と、客先から送られた現品写真を受け取る重点
- 自社品と断定・否定する前に、まず現品確認(現物または詳細写真)を依頼する重点
(a) 現品写真とロット表示の照合
- 型番・ロット番号・識別表示(刻印・ラベル)を自社の表示基準と突き合わせる重点
- 自社では使用しない表示形式・材質・色調でないかを確認する
(b) 自社出荷記録との突合
- 該当ロット・数量・出荷先が自社の出荷記録と一致するかを確認する重点
- 出荷先の在庫・受入時期から、申告品が該当出荷分に該当し得るかを時系列で確認する
(c) 取り違えと分かった後の伝え方と後始末
- 自社品でないと確定した事実を、断定口調ではなく確認結果として丁寧に伝える重点
- 客先側での取り違え原因(保管・受入時の識別)を一方的に責めず、必要な回収・確認の窓口を案内する
- 識別表示が紛らわしく取り違えの一因になり得る場合は、自社側の識別表示の見直し(V6と連携)を検討する重点
- 判定に至った照合結果(写真・記録の突き合わせ内容)を記録として残す
他の症状
TS検針・金属検出の異常(検出漏れ・過検出)と管理TS法改正・規制物質の新規指定への対応漏れTS記録・帳票の電子化移行に伴う記録不備TS見える化・IoTを入れたのに改善が回らないTS原材料の切替・グレード変更に伴う品質変動TS取引先の統合・買収・事業売却で品質保証の前提が変わったTS含有物質証明(MD/SDoC)の提出要求への対応TS要求された試験が自社でも外注でも実施できないときの対応TS非含有の実測分析を求められたときの備え方TS顧客先で保管中に品質が変わったと言われたときの切り分けTS出荷検査合格でも客先で不適合と言われたときの突き合わせTS客先で開梱時に汚れ・キズを指摘されたときの切り分けTS受け取ったデータの真正性に疑いが生じたときの確かめ方TS出荷後に規格の読み違いが判明したときTS同じ品番で拠点によって判定が分かれたときの収め方