M28検査員が交代した直後に不良の見え方が変わったときの確認
目的/考え方
検査員が交代した直後に、それまで見えていなかった不良が急に多く見つかる、あるいは逆に減ることがある。「新しい検査員の目が厳しい/甘い」と決めつけて終わらせてはいけない。検出力の差なのか、工程側に実際の変化があったのか、記録の付け方が変わっただけなのかを取り違えるおそれがある。どちらが正しいかを先に決めず、3系統に分けて切り分けることが大切である。
- 不良の見え方が変わった時期と、検査員交代の時期が一致しているかをまず確認する重点
- 交代前後で同じ現物・同じロットを新旧の検査員それぞれに判定してもらい、検出力の差を確かめる重点
- 交代前後で工程側(設備・材料・条件)に変化がなかったかをC1(4M変更管理)と合わせて確認する重点
- 記録の付け方(判定区分・記入欄の使い方)が変わっていないかをM16と突き合わせる重点
- どちらが「正しい」判定かを先に決めず、限度見本(M14)に立ち返って基準側から確認する重点
- 検出力に明確な差がある場合は、新しい検査員への教育・OJTの追加を検討する(T5・E章と連携)
- 差が縮まらない場合は、限度見本や判定基準そのものの曖昧さを疑い、基準側を見直す起点にする
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