M21作業標準どおりにできないときの申告の仕方
目的/考え方
作業標準は「守るもの」だが、現場条件が変わって守れない・守りにくい標準は、黙って自己流にせず改訂提案として上げる。守れない標準を放置すると、表向きは順守・実際は自己流という一番危険な状態になる。
- 標準どおりにできない・やりにくいと感じたら、まず自己判断で変えず現状のまま申告する重点
- 申告時は「何が」「どの条件で」守れないかを具体的に伝える(感覚だけで終わらせない)重点
- 申告先(班長・上長等)と、申告してよいタイミング(気づいた時点で・朝礼で等)を決めておく重点
- 申告が改善提案(M15)につながる場合は、そちらの手順で正式に提案する
- 標準改訂が決まるまでの間は、現行標準を守りつつ暫定の注意点を申し送る重点
- 改訂後は変更内容と理由を関係者に周知し、旧標準に戻らないようにする(C1の4M変更管理と連動)
受け止める側(班長・上長)の対応の型
- 申告してくれたことをまず受け止める(言い出しにくいことを言ってくれた事実を評価する)重点
- 「守れない」を個人の力量不足で片付けず、標準側の問題である可能性から先に検討する重点
- 現場条件(設備・材料・作業量)が変わっていないかを確認し、必要ならC1の4M変更管理に乗せる
- 改訂の要否を判断できない場合は、判断できる人(技術・品証)へつなぐまでの期限を決める
- 改訂を見送る場合も、見送った理由を申告者に必ず返す(言っても変わらないと思わせない)
標準を守れない状態を「本人の頑張り」で埋め合わせる運用を続けると、標準と実態が乖離し、引き継ぎ時や異常時に危険な自己流が表面化する。
関連する場面
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