B16他社・業界の品質不祥事報道を受けた自社点検
目的/考え方
他社の品質不祥事報道を「対岸の火事」で終わらせず、自社の類似リスクを点検する機会にする。ただし報道内容をそのまま鵜呑みにして全部署を闇雲に調べるのではなく、まず自社のプロセスに翻訳してから点検範囲を決める。B12(記録不備の初動)が「自社で疑義が見つかった後」の対応であるのに対し、B16は「まだ自社で問題が起きていない段階での予防点検」という違いを意識する。点検項目の決め方と経営層報告の型を扱う。
- 報道内容を自社の該当プロセス・製品へ翻訳する(どの工程・どの検査項目に当てはまるかまで具体化する)重点
- 点検範囲は「疑わしい全部」ではなく、報道された不正のパターン(記録改ざん・検査省略・偽装等)に絞って優先順位をつける重点
- 点検の実施者に、疑いのある業務を日常担当していない人を含める(自己点検だけに閉じない)重点
- 点検で軽微な逸脱が見つかった場合も記録に残し、B12の初動の型に沿って扱う重点
- 経営層への報告は「事実確認の結果」と「再発防止の仕組み化の方向性」の両方を1枚で示す重点
- 点検の結果、問題が見つからなかった場合も、実施した範囲・方法を記録として残す
経営層報告に含める要素
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| 報道の概要 | 何が問題視されたか(自社の言葉に翻訳したもの) |
| 自社点検の範囲 | 何を・どこまで調べたか |
| 結果 | 問題の有無、見つかった場合の是正状況 |
| 再発防止 | 仕組み化の方向性(個人の意識だけに頼らない) |
関連する場面(他カテゴリ)
関連する場面(同じグループ)
B1優先順位(トリアージ:上から確認)B2初動・封じ込め(流出を止める)B3原因究明(発生と流出の両面)B4是正処置・恒久対策・横展開(8D/CAPA)B5特採(特別採用)申請の判断B6顧客連絡・対外対応の作法B7重大品質問題・リコール級のエスカレーションB8是正処置報告書(8D/SCAR)の作成と顧客提出
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B9流出後の顧客先在庫・市場品の選別/回収要否の判断B10是正処置の有効性確認(効果検証)とクローズ・再発監視B11難航・長期化案件の是正処置マネジメントB12記録不備・データの信頼性に疑義があるときの対応B13官公庁・認証機関への報告が必要な事案の対応B14再発クレーム発生時の対応(再発認定・特別体制・顧客説明)B15誤出荷・ラベル違い発生時の対応B17是正処置の期限に間に合わないときの対応B18顧客からの是正処置要求(SCAR)を受けたときの社内段取りB19顧客から「原因が腑に落ちない」と差し戻されたときの立て直しB20社外からの指摘で品質問題が表面化したときの初動B21原因未特定のまま是正報告を出すときの書き方B22是正処置が横展開せず他ラインで同じ不良が出たときの立て直しB23同じ不良が短期間に複数の顧客から出たときの立て直しB24是正処置が「人を増やす・気をつける」に落ちたときの立て直し