P27在庫を持たない都度手配へ切り替えるときの品質側の確認
目的/考え方
在庫を持たず必要な都度発注する調達方式へ切り替えると、受入検査の頻度が増え、欠品を避けたい圧力から品質条件を緩めたくなる場面が増える。都度手配化そのものは購買の判断だが、品質側は抜取設計の見直しと、緩和圧力への備えをあらかじめ用意しておく必要がある。
- 受入回数が増えることを前提に、抜取検査の設計(ロットサイズ・頻度)を見直す重点
- 代替材を使わざるを得ない場面に備え、代替材を事前承認しておく範囲をあらかじめ決めておく重点
- 欠品が迫った際に品質条件を緩める圧力がかかりやすいことを認識し、緩めてよい条件と緩めてはいけない条件を事前に線引きする重点
- 緩和を認めた場合は、その理由と適用範囲を記録に残す重点
- 都度手配化後の初期は受入不良の傾向を通常より高い頻度で確認する
- サプライヤー側の供給能力(P8)と受入データ(P12)の両方を見ながら抜取設計を調整する
同じ読者向けの他トピック
P1サプライヤーの選定・承認P2受入検査・受入基準P3サプライヤーの4M変更・製造中止管理P4化学物質・法規エビデンスの収集P5サプライヤー不適合・クレーム対応P6サプライヤー監査・品質改善の伴走P7供給BCP・二社購買(供給途絶リスク)P8原材料の値上げ・代替材の評価と切替管理P9受入ロット管理・FIFO と保管品質の維持P10副資材・包装資材の品質管理(変更管理)P11輸入材・調達リスク管理(為替・関税・長納期の変動対応)P12受入データの活用・サプライヤー品質スコアリングP13商社経由調達の品質管理(製造元が見えない場合の要求事項)P14支給材・預り材の品質管理(受入・保管・返却)P15新規サプライヤーの評価・登録の流れP16価格改定・契約更新時の品質条件の見直しP17廃番・供給終了通知を受けたときの動きP18サプライヤーの是正回答が不十分なときの差し戻し方P19サプライヤーの製造拠点変更を通知されたときの確認事項P20見積り段階で購買が品質要求を拾い切るための確認表P21値上げを理由に品質条件の緩和を求められたときの受け方P22サプライヤーの品質窓口が不在・交代したときの動きP23二次以降のサプライヤーで問題が起きたときの動きP26是正期限延長の申し出への受け方P28サプライヤーから検査の省略・簡略化を提案されたときの受け方P29サプライヤー担当交代時の回答品質の立て直しP30購買が価格交渉の主担当を外れたときの品質側の確認