A27特定の人がルールを守らないと相談されたときの受け方
目的/考え方
「あの人だけ守らない」という相談は、個人の資質の問題として処理されがちだ。だが実際には、ルール側の無理が原因になっていることも多い。手順が実行しにくい、時間が足りない、道具がその場にない、といった無理である。A26が「役割の線引きそのものがずれている」場面を扱うのに対し、A27は「特定の個人が繰り返しルールを守らない」と相談された場面を扱う。人事案件に進める前に品証としてやっておくことを整理する。
- 相談を受けたら個人の資質の問題として結論を急がず、いつ・どの手順で・何回起きているかを事実で確認する重点
- ルール側の無理を3点で確認する(①手順が実際の作業条件で実行可能か ②割り当てられた時間内で終えられる手順か ③指定の道具・治具がその場に揃っているか)重点
- 同じ手順を守れている他の担当者がいるかを確認し、個人差かルール側の無理かを見分ける
- ルール側に無理がある場合は、まず手順・時間配分・道具の手当てを直し、それでも改善するか一定期間様子を見る重点
- ルール側に無理がないと確認できた場合に限り、本人への確認・指導に進む
- 指導した日時・内容・本人の応答を都度記録し、口頭だけで終わらせない重点
- 改善が見られないまま一定回数・期間を超えた場合の基準を、あらかじめ決めておく
- 人事案件へ渡す前に、品証側で「ルール側は手当て済み」「指導記録がある」の2点を揃えておく重点
関連する場面(同じグループ)
A11on1(育成・面談)A2週次ミーティング(グループ内)A3月次報告(部門横断:各部門の責任者+事業責任者)A4目標設定・評価(期初/期中/期末)A5教育・力量管理/新任受け入れA6改善提案・小集団活動(QCサークル)の運営A7協力会社・外注先との定例品質会議の運営A8品質KPIの朝礼・見える化ボード運用(現場への浸透)
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A9品質月間・全社品質イベントの企画運営(年間の品質意識向上)A10顧客監査・第三者審査(ISO等)の受審準備と当日運営A11展示会・外部セミナーの視察A12部門間コンフリクトの調整(品質と納期・コストの対立場面)A13品質保証の年間計画・予算要求の立て方A14品質方針・年度目標の現場への浸透A15品証業務の棚卸しと負荷平準化A16品質教育の年間運営A17品質に関する社内アンケート・風土調査の設計と使い方A18品質部門の業務を他部門へ移管するときの段取りA19品質会議が報告会になっているときの立て直しA20品証担当の交代・年度替わりの引き継ぎA21品質部門への異動者・未経験者を受け入れる最初の1か月A22品質のルールを増やしすぎて現場が回らなくなったときの棚卸しA23品質部門が「後出しで止める部門」と見られるときの立て直しA24品質部門のメンバーが長期不在になったときの回し方A25品質部門の担当が急に1人抜けたときの当座の回し方A26品証以外の部門から「品質は品証の仕事」と言われたときの受け方A28在宅・時差勤務が混在する体制で品質判断を止めない段取り