B10是正処置の有効性確認(効果検証)とクローズ・再発監視
目的
対策を「打った」で終わらせない。一定期間の実績で効果を確認し、再発がないことを見届けてから正式にクローズする。
検証の型
- 対策後の実績(不良率・再発件数)を基準・目標と比較する期間を決める重点
- 効果が不十分なら原因究明(B3)に戻し、対策を見直す重点
- 有効性が確認できたら標準・帳票・教育への反映を確認する(B4)
- 顧客提出済みの是正報告(B8)があれば、クローズ状況を整合させる
クローズと監視
- クローズ基準(期間・件数・確認者)を満たしたことを記録して正式終了
- 横展開先でも再発がないか、一定期間モニタリングする
判定記入例(架空・2件)
*記入例1:効果あり判定*
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象不良 | 巻取り工程での端部シワ発生(架空例) |
| 対策内容 | テンションロールの張力設定を見直し、始業前点検項目に張力確認を追加 |
| 確認期間 | 対策実施後、生産日ベースで4週間(連続稼働分) |
| 確認したデータ量の目安 | 生産ロット数で20ロット以上(同一条件での比較ができる件数を確保)★ |
| 実績 | 対策前:不良率0.8%相当(架空値)→ 対策後:確認期間中の発生ゼロ |
| 判定 | 効果あり。基準期間中の再発なしのため、標準・作業手順への反映を確認しクローズ |
*記入例2:効果なし(見直し)判定*
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象不良 | 印字カスレの散発(架空例) |
| 対策内容 | インクの粘度管理値を見直し、始業時のインク交換ルールを追加 |
| 確認期間 | 対策実施後、生産日ベースで3週間 |
| 確認したデータ量の目安 | 生産ロット数で12ロット(途中で同種の不良が再発) |
| 実績 | 確認期間中に同種の不良が2件再発 |
| 判定 | 効果不十分。原因究明(B3)に差し戻し、「インクの粘度」以外の要因(印字ヘッドの摩耗・環境湿度)を再検討 |
- 確認期間・データ量は「平常のばらつきの中で判断を誤らない量」を目安に決める。生産頻度が低い品種は期間を延ばすかロット数優先に切り替える重点
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B1優先順位(トリアージ:上から確認)B2初動・封じ込め(流出を止める)B3原因究明(発生と流出の両面)B4是正処置・恒久対策・横展開(8D/CAPA)B5特採(特別採用)申請の判断B6顧客連絡・対外対応の作法B7重大品質問題・リコール級のエスカレーションB8是正処置報告書(8D/SCAR)の作成と顧客提出
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B9流出後の顧客先在庫・市場品の選別/回収要否の判断B11難航・長期化案件の是正処置マネジメントB12記録不備・データの信頼性に疑義があるときの対応B13官公庁・認証機関への報告が必要な事案の対応B14再発クレーム発生時の対応(再発認定・特別体制・顧客説明)B15誤出荷・ラベル違い発生時の対応B16他社・業界の品質不祥事報道を受けた自社点検B17是正処置の期限に間に合わないときの対応B18顧客からの是正処置要求(SCAR)を受けたときの社内段取りB19顧客から「原因が腑に落ちない」と差し戻されたときの立て直しB20社外からの指摘で品質問題が表面化したときの初動B21原因未特定のまま是正報告を出すときの書き方B22是正処置が横展開せず他ラインで同じ不良が出たときの立て直しB23同じ不良が短期間に複数の顧客から出たときの立て直しB24是正処置が「人を増やす・気をつける」に落ちたときの立て直し