ものづくりポータル
ものづくりハンドブック
トラブルシューティング/検針・金属検出の異常(検出漏れ・過検出)と管理
🧯 トラブルシューティング症状から引く

TS25検針・金属検出の異常(検出漏れ・過検出)と管理

症状

折れ針・金属片などの異物が検針機・金属検出機で検出漏れになる、または過検出(誤反応)でラインが頻繁に止まる。人体に触れる製品では特に重大な流出リスク。

検針・金属検出:検出漏れは即時停止・隔離・遡り再検へ、過検出は環境点検・感度再設定へ分岐し、いずれもテストピース照合の記録に合流する
検針・金属検出:検出漏れは即時停止・隔離・遡り再検へ、過検出は環境点検・感度再設定へ分岐し、いずれもテストピース照合の記録に合流する

まず確認(初動)

  • 検出漏れ/過検出のどちらか、発生頻度・対象ロットを記録重点
  • 始業時のテストピース(感度確認用サンプル)での作動確認結果を確認重点

起こりやすい要因(4M)

区分よくある要因
材料製品の金属含有(機能材・アルミ蒸着等)による誤反応、含水・帯電の影響
機械感度設定の不適、周辺の金属・振動・電磁ノイズ、センサ汚れ・経年劣化
方法テストピース照合の未実施、搬送速度・製品位置のばらつき

切り分け・確認

  • 規定のテストピースで感度を再確認し、記録と照合重点
  • 過検出は製品自体の金属成分・帯電・水分の影響を切り分け
  • 設置環境(振動・ノイズ源・アース)を点検

恒久対策の方向

  • 始業・終業・ロット切替時のテストピース照合を標準化し記録を残す
  • 感度設定基準・NG時の隔離/再検フローの明確化(流出防止)

テストピース運用(始業・定時確認の手順)

  • 4時間ごと・ロット切替時など、始業以外にも定時確認のタイミングを決めて実施する重点
  • 確認結果(日時・使用テストピース・作動有無・確認者)をその都度、専用記録に残す重点
  • テストピースは紛失・摩耗・変形がないか定期的に点検し、規定の保管場所で管理する
  • 確認者と検出機の操作者を分ける、または相互確認できる体制にする(見落とし防止)

不合格時(作動しなかった場合)のさかのぼり処置

  • 検出機を直近で確認できていた時点(前回合格した定時確認)まで生産を止め、その間の生産分をさかのぼって対象として特定する重点
  • 対象ロットは出荷停止・識別隔離し、全数再検査(正常な検出機・代替機での再通し)が完了するまで出荷しない重点
  • 既に出荷済みの対象分がないかを出荷記録で確認し、出荷済みであれば流出対応(B2初動)へ切り替える
  • 原因(感度設定・センサ・環境要因のいずれか)を切り分けて是正し、是正後に正常作動を確認してから生産を再開する
  • 一連の経緯(発見時刻・さかのぼり範囲・再検結果・再開判断者)を記録に残す

記録項目の例

項目記入内容の例
確認日時始業前/定時(4時間ごと等)/ロット切替時の別が分かる形で記載
使用テストピース材質・番号(管理番号があれば併記)
作動結果合格/不合格(不合格時は現象を具体的に記載)
確認者・操作者氏名または社員番号(規定に従う)
不合格時の処置さかのぼり範囲・隔離ロット・再検結果・再開日時
最終更新日:2026-09-24