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D 予防・維持・システム/D5 文書・記録管理
🛡️ D・予防・維持・システム種類:予防

D5文書・記録管理

目的

「最新版はどれか」「その記録はどこにあるか」で迷わない状態を保ち、監査・顧客要求・不具合追跡のときに即座に根拠を出せるようにする。

保管期間の3層:法定の保管期間/顧客要求の保管期間/自社基準の保管期間を重ね合わせ、最も長い年数を保管期間として採用する(各層の具体年数は要確認)
保管期間の3層:法定の保管期間/顧客要求の保管期間/自社基準の保管期間を重ね合わせ、最も長い年数を保管期間として採用する(各層の具体年数は要確認)
  • 文書の版管理(最新版のみ現場に・旧版回収)重点
  • 承認・配布・改廃のルール
  • 記録の保管期間・保管場所・アクセス権限重点
  • トレーサビリティ(製品⇔ロット⇔記録)
  • 機密・顧客情報・個人情報の取り扱い

電子記録の管理(紙・電子が混在する時代の必須項目)

  • 正本を1つに決める(同じ記録が紙と電子の両方にあるとき、どちらが正かを明示する)重点
  • 編集履歴=監査証跡(誰が・いつ・何を変えたか)が残る仕組みにする重点
  • アクセス権限を「閲覧/編集/承認」で分け、退職・異動時に見直す
  • バックアップと復旧手段を確認する(クラウド任せにせず、復元できるかを一度試す)
  • 保存年限が過ぎた記録の廃棄ルールも決める(残し続けることが安全とは限らない)
  • 電子化への移行時は、移行日・並行運用の終了日・過去記録の所在を文書に残す(TS27)重点

よくあるつまずき

  • 紙の様式をそのまま電子化しただけで、必須入力・入力チェックを組み込んでいない
  • 共有フォルダに「最終版」「最終版2」が並び、どれが正本か分からなくなる

保管期間の決め方(3層で整理する)

記録の保管期間は「なんとなく長めに残す」ではなく、次の3層を重ねて一番長い期間を採用する形で決める。

  1. 顧客要求の保管期間:契約・仕様書・品質協定に定めがある年数(顧客ごとに異なるため一覧化しておく)
  2. 自社基準:法定にも顧客要求にも定めがない記録について、トレーサビリティ・再発防止調査に使える期間を自社で決めたもの
  • 記録ごとに3層のうち根拠となる年数を書き出し、最も長い年数を保管期間として採用する重点
  • 3層のいずれにも根拠が無い記録は、自社基準の年数を決めて台帳に明記する(決めずに「とりあえず残す」を避ける)
  • 保管期間の起算日(発行日/出荷日/契約終了日など)を記録種類ごとに統一する重点
  • 保管期間が切れた記録は、廃棄前に監査・係争中案件との関連が無いかを確認する手順を挟む重点
  • 廃棄は担当者の判断だけで行わず、廃棄リストの作成→承認→実施の順で記録に残す重点

廃棄判断チェックリスト

  • 保管期間が経過しているか
  • 進行中の監査・クレーム・訴訟等に関連していないか
  • 後続の記録(次工程・次年度データ)の根拠として参照され続けていないか
  • 顧客から個別に保管延長を求められていないか
  • 廃棄の実施記録(誰が・いつ・何を)を残しているか
最終更新日:2026-09-24